田舎暮らしの良さはなんといっても四季折々の豊かな自然が楽しめること、そして人々の純粋な心に接することができることでしょう。
しかし都会と比べて仕事が少なく賃金が安いことは避けようのない事実です。当時近所のホームセンターの入り口にレジの仕事の募集広告が張り出されていたのですが、なんと時給720円でした。あまりの時給の低さに始めは目を疑いましたが、それでも仕事があるのはマシな方です。
私の友人は田舎に越してきた頃、都会での仕事をそのまま継続してました。
いつも家にこもってパソコンに向かっていたようですが、せっかく田舎に越してきたのに代わり映えの無い生活をしていることに気付いて、仕事を切り替えて、地元の仕事を色々とするようになったのです。
お給料は減ったけど、もっと地元の人たちと馴染むきっかけになり、自分自身の視野や価値観が豊かになったと話してくれたことがあります。
それで私も地元でアルバイトをすることにしました。
田舎にはコンビニや畑の仕事などがある
最初は地元のお弁当屋さん兼コンビニで働いてみました。そのお店は地元の人が昔っから利用していたこともあり、地元のお客さんたちとすぐに顔見知りになりました。
時々地元の人と話しをすると、普段どこで働いて何をしているのかという話になります。そのコンビニでアルバイトをしていると話すと、皆んなよく知っているお店のせいか、とても安心してくれてその後はとてもフレンドリーに接してくれるようになりました。
田舎にはコンビニの仕事以外にも畑仕事があります。
季節労働なので短期間のアルバイトのようなものが多いですが、自然と向き合う仕事の大変さだけでなく、すがすがしさも体験出来ます。
初めて畑仕事をした日のお昼の村のチャイムがどれほどうれしかったことか今でも思い出します。
というのも畑で一汗流した後はお腹もペコペコでお昼のチャイムが鳴るのが待ち遠しくて仕方ありません。お昼のお弁当があれほど美味しくありがたく感じられたのも畑仕事ならではだと感じた瞬間でした。
私の住んでいた地域では、レタスや大根、枝豆の収穫の作業があり、私もわずかですが農家の方の苦労とともに収穫の喜びを経験することができたのは大変貴重な経験でした。
地元で仕事を見つければ村の人たちとも顔なじみになり知り合いになれるので、素早く地元に馴染めることは間違いありません。