田舎にたくさんあるのが葛(クズ)のつるです。葛の根は葛粉のもとになるほか、漢方薬としても使われます。

こんなに貴重なものですが、田舎では葛のツルはどこでも見かけます。友人が葛のツルで素敵なかごを作って見せてくれたことがあります。

ドライフラワーを入れるのもよし、野菜や果物を入れておくのもよし、何を入れても素敵です。その友人が作り方を実演して教えてくれるというので初めて葛のかご作りに挑戦してみました。

葛のカゴ作りに挑戦した

あらかじめ取っておいたツルをバケツに張った水に一日くらい漬けておくと編みやすなります。ツルを横に三本、縦に四本並べます。縦の四本のうちの一本は長めのものを用意します。

この長い一本のツルて編み始めます。ある程度編んで底の部分ができたら、軸のツルを徐々に立ち上げて高さを出してゆきます。

途中編みこむツルがなくなったら継ぎ足します。適当な高さになったら軸のツルを編みこんで上の部分を完成させます。もし取っ手を付けたければよじった二本のツルを差し込めばでき上がりです。

私はでき上がった葛のかごに自家製ドライフラワーを入れて飾ってました。友人たちが遊びにきた時にそのかごを褒めてくれたのを覚えています。

都会だったら葛のツルで作った手作りかごも結構な値段で売っているのでしょう。田舎なら手間さえ惜しまなければ無料で作れるので、これも田舎暮らしの楽しみの一つと言えます。

ちょっといびつになったとしても様になるので、ぜひ葛のかご作りに挑戦してみてください。