昔から「向こう三軒両隣」という言葉があるように、引っ越してきたらまずご近所にあいさつに伺いましょう。
一般的にはこれだけでOKなのですが、田舎には隣組(となりぐみ)というのがあって、特に班長さんには今後何かとお世話になります。
班長さんもどんな人が越してきたのか知りたいと思っているので、早めに一声掛けておくのがベターでしょう。

あいさつには簡単な贈り物を持っていく

あいさつに何を持って行ったらいいのかと迷いますが、特に高価な品物である必要はありません。

何を持っていくかということよりも早めに顔を見せておくことが大切です。それで、相手にとってもらって負担にならず普段使えるものがいいでしょう。例えばタオルや石鹸などか無難な選択肢です。

タオルであれば使わなければ雑巾にもできます。最近は石鹸もハンドソープを使う方が増えているので、薬用ハンドソープなんかもちょっとした心遣いが伝わるかもしれません。

百貨店などに行くとお風呂に入れるバスソルトも種類が豊富で楽しい物がたくさんあります。冬場であればそうした物もよいかもしれません。中身はそれほど高価でなくても、ラッピングはちょっとキレイにしておくと見栄えもよく、もらう相手にも気持ちが伝わります。

また、地域によっては「向こう三軒両隣」だけでなく、隣組全員に挨拶をしたほうがいい場合もあります。それで、少し余分に贈り物を買っておくといいでしょう。足りなくて焦るよりは、余った分は自分で使うくらいのほうが後々の田舎生活のためになるからです。

引っ越したらできるだけその日のうちか、遅くても翌日にはあいさつ回りに行きたいものです。

私自身引っ越して挨拶まわりをした際、農家ではない家があって、その方は朝早く出勤して夜帰ってくるので当日会えませんでした。結局数日後週末の休みの日にやっとお会い出来ました。

挨拶した際その方から普段見ない車が置いてあったのでどんな人が引っ越してきたのかと気にはなっていたと言われて、遅ればせながらでもその週のうちに会えて良かったと思いました。

田舎の生活は車は生活の足なので大抵どの家にも車があります。普段見かけない車が毎日置いてあれば誰かが引っ越して来たことも分かりますし、どんな人が越してきたのか気になるものです。

早めに挨拶すれば安心してくださるでしょうし、やはり心象がいいのは間違いありません。