田舎の人たちは朝がとっても早いです。私の近所の人たちは朝は日の出と共に起きて、まず畑でひと働きします。それから家に戻って朝ごはんを食べるというのが習慣でした。

幸い私の場合、農家の人ほどではありませんが、朝早い時間からの仕事をしていました。そのため朝仕事に行く前に頻繁にご近所の農家の人たちとすれ違ってあいさつすることがありました。

朝は一日の始めですし、農家の方にとっては畑でひと仕事してきて心地よい疲れを感じつつ家路に着こうとしているので、交わすあいさつや笑顔もみんなとてもさわやかです。

田舎の人は早起きを勤勉さとみなす

田舎の人は勤勉であることを高く評価しています。そして早起きは勤勉さの証拠とみなす傾向があります。それなので朝起きるのが早いというのはそれだけで心象が良いようです。

その逆もまたしかりで、朝が遅いというのはあまり心象がよろしくありません。そのためいつまでも雨戸や厚手のカーテンが閉まっているとかなり目立ってしまします。

都市部では人々の生活スタイルが多様化していて、最近は二交替、三交体制の仕事も増えてきています。それで夜遅く帰ってきて昼間は家で休んでおられる方も少なくないでしょう。

もちろんひと目を気にしすぎる必要はありませんし、そんなことをしていたら生活が楽しくなってしまいます。それで過度に神経質になる必要はありません。

それでも田舎暮らしを始めて地域に住む人の中で長く良い関係で生活したいと思うなら、自分が思っているよりも人々に印象を与えているという点を銘記しておきたいものです。

とりわけ田舎の人たちはよそから来た人の暮らしぶりにはたいへん興味をもっています。

田舎暮らしの長い友人もそのことをよくわきまえていて、仕事の関係で夜遅くなることも多かったのですが、朝はひとまず雨戸や厚手のカーテンを早めに開けてからゆっくり休むようにしていました。

私は始めのうちはそこまでするのもどうかと思っていました。特に休みの日くらい朝はゆっくり寝ていたいと思うのは当然です。それでもやはり郷に入れば郷に従えで、彼女に見倣ってひとまず雨戸や厚手のカーテンを早めに開けてからまた休むようにしていました。

確かに手間ではありますが、その一手間をするかしないかで近所の人たちの印象が変わることがあるかもしれません。些細なことかも知れませんが心がけておきたい点の一つです。