【以前住んでいた場所から車で5分ほどの場所です】
都会ではあまり見かけることがありませんが、田舎にはアブがいます。ハエよりちょっと大きくて一瞬ハチかと勘違いしてしまうのがアブです。
アブの目は青緑の色をしています。もしこの青緑の目をしたハチみたいなハエみたいなのがいたらそれはきっとアブです。実はアブのメスと言うのは吸血性でかなり凶暴です。
実は私、学生時代に福島県の山奥に友人たちと旅行に行った時に初めてこのアブに刺された経験があります。皆んなできれいな清流で遊んでいると、くるぶしの当たりをチクっと何かに刺されました。
そうです、それがアブだったのです・・
刺された皮膚を見ると跡がくっきり穴になっています。しばらくしてその箇所が膨れ上がって熱を持ち始めます。体にアブの耐性がないためなのか、刺された箇所がパンパンに腫れてだるくなり熱をもって歩けなくなりました。
結局宿泊先の民宿のご主人が私をおぶって宿まで連れて帰ってくれました。
ああ情けない・・
田舎暮らしで再びアブに遭遇する
それから何年も経って田舎で暮らすようになり、再びアブを見かけるようになりました。蚊と同様で夏の終わりというか秋の始め頃よく見かけ、しかもよく刺してきます。
ある時アブに刺された後、その部分が水ぶくれのようになってどんどん腫れ上がってグミみたいになったことがありました。その時には学生時代にアブに刺された時の苦い思い出がよみがえってきました。
結局近くの診療所で診てもらい、かゆみ止めの塗り薬と飲み薬をいただきました。お陰で腫れは改善されましたが、腫れが治まった後も刺された箇所が硬くなってしばらく痒みが続きました。
アブに刺された時の対処法としてはすぐに患部を流水で洗い、アブの体液を絞り出し、早めに皮膚科などで診てもらうのがお勧めです。
こんな苦い経験からなかなか好きにはなれないアブですが、アブがいるということはその地域に清流がある証拠だと聞いたことがあります。
清流があるからアブがいる、そう考えると自然を守っていくことの大切さを感じますし、アブの存在は豊かな自然を示すバロメーターとも言えるので、なんだか貴重な存在のような気がしてきました。
噛まれる(刺される)と痛いですが・・
田舎暮らしでアブに刺される経験は楽しいものではありませんが、そんな時は清流があるからアブがいるということを思い出して頂けたらと思います。(自然のありがたみを感じるかも)