田舎暮らしをしていて一番気がかりなのは適切な医療が受けられるかという問題です。地域によっては総合病院のようなものがなく、医院や診療所しかないところもあります。

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私の住んでいた地域は幸い峠を下ったところに総合病院があり、その分院の診療所が村にありました。しかし都市部の大学病院や総合病院のように最先端の技術や機器を取り入れているわけではありません。

そこで「予防は治療に勝る」と言われるように、大切になるのが普段からの健康管理です。定期的な健康診断を受けておくことも健康管理の一つと言えるでしょう。

村で実施されていたのは集団検診

私の住んでいた地域では年に一度の割合で集団検診がありました。特定の年齢に達すると無料で基礎検診を受けることもできます。これは現在厚生労働省で義務化となったメタボ検診のようなものです。

集団検診だと比較的低価格で様々な検査を受けられるのがメリットです。

都市部では直接病院に連絡して検診を受けるようなシステムになっていると思いますが、田舎だと最寄りの体育館や公民館に検診車が来て様々な検診をまとめて受けるようになっています。

曜日や場所が指定されて村人が集まるシステム上かなりの人数になり、待たされて時間も取られますが、安価で受けられることと、受けておけば安心なので集団検診はぜひとも受けておきたいものです。

私の友人もこの検診を受けてがんを見つけて適切な治療を受けることができました。がんの場合は早期であれば治療によって克服できる病気なので、定期的な検診が何より大切です。