田舎暮らしをしていると特に夏場の時期、近所の農家の方や友人からけっこう野菜をいただくことがあります。
大変ありがたいことなのですが、なんせ同じ時期に何件もの方から同じ野菜を頂くんです。すでに頂いて家にたくさんあるとお伝えしても、皆さんうちの野菜は他とは違うという自負があるのでなかなか断り切れません。私はやはり頂いたからには決して無駄にしたくないので、どうにか大量消費する方法を考えてみました。
生で使うとなると次第に野菜の鮮度が落ちてきてしまいますし、それほど大量には消費できません。そこで思いついたのが保存野菜を作ることです。
簡単にできる!保存野菜の作り方
例えばインゲンやピーマンを大量に頂いた時には、きれいに洗ってから醤油とお酒、きび砂糖に唐辛子を一本入れて、お水はまったく加えずに煮ます。すると野菜から適当な水分が出てきます。
ある程度煮詰めて佃煮にすると野菜のかさも減りますし、冷蔵庫で保存すれば3日から5日ほど保存できます。みょうがは一度ゆがいてから酢と酒、砂糖で甘酢煮にすればこれもかなり保存がききます。
きゅうりや大根は粗切りにし、塩もみした後、ひと煮立ちさせた醤油と焼酎ときび砂糖に唐辛子を入れたつゆに一晩漬ければお漬物の出来上がりです。この大根の漬物と白いご飯があればご飯が何杯もいけちゃいます。この大根の漬物はかなり評判が良く、子供からお年寄りまで大変おいしいと喜んでいただけました。
トマトは煮てトマトソースにして冷凍で保存するのが基本ですが、解凍後スパゲティやカレーのルウとして使う場合、あらかじめ薄切りニンニクを油で炒め、香りが出てきたらみじん切りにした玉ねぎを加えてしんなりするまで炒め、そこに皮を剥いて乱切りにしたトマトを加えて煮詰めます。ちょっと手間がかかりますが、作って冷凍しておけば、突然のお客様がいらした時にも慌てず手軽で美味しいスパゲティやカレーが出来ます。私は時間がある時に大量に作って保存パックに小分けにして冷凍保存していました。
田舎でならではといえば、時々青いトマトをいただくことがあります。けっこういけるのがぬか漬けです。
青いトマトを厚めの輪切りにしそのままぬか漬けにします。種の部分の酸味が強くて気になるようであれば種の部分を取り除いてから漬けるといいでしょう。
もし大量に野菜を頂くことがあったら保存野菜にして季節の野菜を堪能してみるのはいかがでしょうか。