私が住んでいた地域は早い時には11月後半から、遅い時でも12月の初旬には雪が降り始めます。

最近は暖冬のせいもあって、12月の初めに一度雪が降っても年末まで雪が降らないこともあり、地元のスキー場やペンション、民宿は冷や汗をかきながら雪が降るのを待ち望んでいました。

地元が経済的に潤うには冬の雪は必要不可欠ですが、雪が降ると生活にも何かと影響が出ます。

こまめに雪かきをしなければならない理由

一日の始めに雪かきが必要になります。冬の時期、雪の降り始めにちゃんと雪かきをしておけば、その後に降っても比較的楽に雪かきが可能です。

逆に始めの段階で雪かきを怠ると後が厄介です。なぜならば下の雪が凍って硬くなり、春までそのまま根雪になってしまうのです。

日によっては夜間にあっという間に膝より上まで雪が降ってしまう日もあるので、雪かきはこまめにしておくのがベストです。

幸い雪の降る地域のホームセンターにはママさんダンプという優れた除雪用具があるので大変助かります。でも何で「ママさん」ダンプなんでしょうかね。「ママさん」のような腕力のない人でも簡単に除雪できるという意味なのでしょうか・・

自宅周辺は自分で雪かきをする

私が住んでいた家は国道から登った細い道の一番奥だったので普段は除雪車が入ることはなく、冬の時期は自力で除雪する必要がありました。

大変と思えばそれまでですが、体を動かすのでいい運動になります。雪かきをして体を動かしているうちに体もぽかぽかして汗まで出てきます。ただし雪かきをした後は体を冷やさない様に気をつける必要があります。

雪かきに慣れている地元の年配の人はとにかくこまめに雪かきをします。ていねいに雪をかくと見た目がきれいなだけでなく、訪ねてきた人にとっても安全です。

雪かきに関しては地元の勤勉なお年寄りに見倣わなければと思います。それでも毎日していると時には投げ出したくなります。とりわけ冬の終わりの雪は水分を含んで重くなっているので重労働になるからです。

ある時近所のご主人が自家用の小型ショベルカーでご近所じゅうの家の前の雪を取り除いてくれたことがありました。そんな時には隣近所で助け合いの精神を示す田舎ならではの良さを実感するのでした。