田舎には不動産屋がないので、家を借りる場合地元の友人を通して紹介してもらったり、自分で空き家を探して持ち主と直接交渉して貸してもらうことが多いです。

田舎の家は庭付きはもちろん畑付きの家もあります。私たちが夫婦で住んだ借家にはちょっとした畑のスペースがありました。

せっかくあるのに無駄にしてもいけないということで、主人は畑で野菜作りに挑戦するようになりました。まずは自分でも野菜づくりの本を購入し基本的な知識を学びます。

その後はご近所の農家の方に尋ねたりして、見よう見まねで野菜作りに挑戦しました。作った野菜の種類は豊富で、とうもろこし、いんげん、さつまいも、ネギにじゃがいも、なす、ピーマンですが、得意なのはきゅうりです。

わが家のヒット作はきゅうり

私としてはきゅうりは収穫期にご近所から食べきれないほどもらえるので、作らなくてもいいかな程度に思っていました。

しかし、家の畑でとれた朝取りきゅうりを初めて食べた時、その甘くて柔らかくてみずみずしいことには驚きました。

主人が得意になって作るのにも納得がゆきました。

得意げになる理由の一つとしては「真っ直ぐ」のきゅうりを作れることらしいです。真っ直ぐのきゅうりを作るのには肥料が欠かせないようで、もし栄養が足りないとすぐに曲がったきゅうりになってしまいます。

そんなコツも農家の方から教えてもらったらしく、家庭菜園でとれたお野菜が毎日の食卓に上るようになり、晩秋まで楽しませてもらえました。

ご近所の農家さんから色々と教えてもらうので親しくなる機会になります。それで見よう見まねで畑作りに挑戦するのも地元に馴染むのに良い方法だと思いました。