都会に住んでいると夜空を眺める機会は少ないことでしょう。
夜でもネオンの灯りががこうこうと輝いているので星の輝きが見えづらく、見えたとしても数えられる程度だからです。
子供のころ家族でとある田舎に旅行に行った時の事を思い出します。夜にホタルを探しに近くの田んぼに出かけると、夜空に満天の星が輝いています。
それほどの数の星を見たことのない幼い弟は圧倒された様子で、父親に「お父さん、あれなぁに?」と尋ねていた程です。
大人になっても楽しみの一つとして星を見る
その時に見た星空の美しさを覚えていたので、田舎暮らしを始めて夜空を眺めることは楽しみの一つでした。私の家から車で10分くらい走った山の麓には何もない広場のような原っぱがありました。
360度パノラマで夜空を楽しめる眺めの大変良い場所です。
友人と近くのコンビニで缶コーヒーを買ってから車をそこまで走らせ、夜空を眺めながら缶コーヒーを飲みつつおしゃべりを楽しみます。
時間の経過と共に幾つもの流れ星を見ることができました。
生まれて始めて流れ星を見てその美しさに感動するとともに、わずかの時間にこれほどの星が流れているのにも大変驚いたのを覚えています。
獅子座流星群が話題になった年にはその広場にテレビ局の車も何台か来ていて、それまで地元の人しか知らなかった広場もそれ以来は多くの人に知られる場所となったくらい夜空を眺めるのに最高の場所でした。
小学生の頃に季節の星座を学んで星の観察をしたり、プラネタリウムに行ったことがありました。季節の移り変わりとともに星空も変化するので、季節の星座を学び直せばもっと楽しむことができると思いました。